9月22日•23日はイヌワシ祭りでした。
 
ウルギーでは、毎年9月10月頃に鷹匠達が腕を競い合いみせあうイヌワシ祭りというイベントが行われます。バヤンウルギー県サグサイ群では、毎年9月の最終週に祭りが開催されます。
 
サグサイ郡のイヌワシ祭りは、ウルギー市にあるブルーウルフ社主催で行われています。
ブルーウルフ社の日本語版サイトはこちらから
http://www.mongol-altai.com/
 
会場には多くの鷹匠達が集まり、民族衣装を身にまとい、馬に乗ってかっこよくお客さんたちを魅了していました。
 
 
 
今年は、祭り前日に雪が降ったということもあり、風がすごく冷たかったぁ。。。でも、その分イヌワシ達がよく飛んでくれました。離れたところからイヌワシを呼んで自分の腕に乗せるところをみせるのですが、まだ狩りの本格的なシーズンが始める前にも関わらず、よく飛んでました。
 
 
イヌワシだけではなく、騎馬技術もたっぷり見せて楽しませてくれます。
(クズコアルとククパルについては、本サイト内の”騎馬技術”のページにも、説明をのせています。)
 
下の写真はクズゴアルと呼ばれる競技です。男女が揃って馬を走らせ駆け抜けていきます。女性が、男性の馬を追い立てるようにしてものすごいスピードで走り抜けていくのですが、これまた高度な技術が必要なのです。なんで女性が追い立てるのかというと?いろいろ説明があるようなのですが、どうも、元々は告白された女性がOKしたら、いちゃつきながら馬に乗って村中を駆けていったのが始まりのようで。
 
 
 
また、ククパルという競技も行われました。これは、死んでいるヤギを、馬の上で引っ張り合い、奪い合うという競技です。馬の上でバランスをうまく取らねばいけませんし、かといって、馬ばかりに気を取られていたらヤギは奪えない。うーん、難しいぞ。。。
 
 
ヤギ1頭の重さは相当なもの。そんなものを、馬の上で軽々ひょいって担いじゃうカザフ人男性達。どんだけ筋肉むきむきなんだ!信じられん!!!
 
 
 
会場にいたお客さんもですが、こちらの競技はやってる本人達も相当エキサイトしてました。そりゃぁ、負けたくないよねぇ。。。
 
 
他には、らくだのレースなんてのもあったり。キレイに装飾品をつけられたらくだ達が、ものすごい勢いで走り抜けていくというもの。大きならくだが思いっきり走り迫ってくるときの迫力といったら!というか、らくだって、どうやって速く走らせるんだろう。。。らくだ達の表情も、必死です。
 
 
 
と、たっぷり一日楽しめるお祭りになっています。会場には、刺繍品など売りにきている人もたくさんいました。値段はそれなりになってましたが、綺麗な刺繍ものがたくさん。
 
ちなみに売られていた商品はこんなポーチや鞄や、巨大刺繍布などなど。
 
 
 
わたしは2日目は事情があっていけなかったのですが、2日目も相当盛り上がっていたようです。途中、雪が降ったりと寒かったようですが。。。
 
 
10月には、県の中心部でまた別のイヌワシ祭りが開催されるようです。鷹匠さんたちのかっこいい姿をおさめるためにも、はりきって行ってこようとおもいまーす^^