イヌワシ祭り二日目は、やっぱりイヌワシ呼びからはじまり、クズゴアルと呼ばれる競技(男女がそれぞれウマに乗って、女性が男性を追いかけ回すというもの)が行われ、そして、午後にこの日のメイン競技『ククパル』が行われました!
 

ククパルは、カザフの代表的な騎馬競技のひとつです。


 

ルールは、ヤギ(既に死んでいる)を馬上で引っ張り合い、奪い合うというもの。去年までは一対一で行われていました。一対一で行う場合は、ヤギを引っ張り合い奪った方が勝ちというルールでした。しかし、今年のイヌワシ祭りでは団体でのリーグ戦となり、去年までとは違う形で行われました!
 

リーグ戦はコート内で行われました。コートには、サッカーのコートのように、両端にそれぞれのゴールが設置されていて、ヤギを奪った人はウマに乗ったまま走り、敵のコートにヤギを投げ入れます。
 
 
 

10頭のウマに乗ったカザフ人男性達が、ウマに鞭を打ちまくり、ヤギを奪い合い、そして走る。。。当然、ウマが観客に突っ込むこともあるわけで、観客も注意してみてないと大変なことに!10頭のウマがものすごいスピードで自分のところに突っ込んでくるのって、かなり怖いです。。。
 

ちなみに、ククパル団体戦は、カザフスタンや他の中央アジア諸国ではよく行われているそうで、カザフスタンのTV放送でも、リーグ戦の様子が放映されています。
 

それにしても、すごい競技です。死んだヤギの重さは相当なものです。普通に持ち上げるのでさえ、かなりの重労働なのに、それを片手で引き上げ、ウマに乗ったまま引っぱりあうのですから、ククパルに参加するためには、バランス力、脚力、腕力、乗馬技術など、すべてにおいて高度なレベルが要求されます。カザフ人すごーーーーい。。。。。
 
 

砂埃舞う会場の中、ヤギを必死に奪い合うカザフ人の姿は本当にドラマチックでかっこよく、シャッターをたくさんたくさん切りました。(ちなみに、カメラのファインダーに集中しすぎて、逃げ遅れたお客さんもいました。。。)
 
 
こうして、今年のイヌワシ祭りも無事に終わりました。
来年もまた大盛り上がりすることでしょう!いまからかなーり楽しみです♪
この大会に参加した鷹匠の一部は、カザフスタンで11月末に行われるイヌワシ祭りにも参加するとのこと。うおー、観たいぞー。。。