4月は一瞬のうちに過ぎ去っていきました。まるで嵐でした。


大学院生活に復活しただけではなく、
2つの大きなイベントを行うことになり、とにかく激務でした。イベントはどちらも無事に終わりまして、ホッとしてます。今では気が抜けすぎて、家でも電車でもバイト中でもころっと寝てしまう有様ですが。


えー、軽く振り返ってみますと・・・


①4/18〜20  春の中央アジア文化祭@西早稲田「もくれんげ」
 
西早稲田の古民家にて、3日間カザフの刺繍布や手織り紐の展示および物販を行いました。



ウズベクやトルクメン、トゥバの文化紹介などでご活躍されている方々と共同で行った企画でした。毎日たくさんの人が来て下さって、今思い出すだけでもすごい濃い時間・空間でした・・・。中には「カザフの刺繍布を観たくて来たのよ!」と言ってくださる方もいて、素直に嬉しく思いました。


ちなみに、最終日にはちょっとしたスライドトークも。
 

カザフ人の紹介と彼らが作るものに込められた想いについて話したかったのですが、準備不足が響いて色々悔いの残る形の発表になってしまいました。緊張しすぎて早口になってしまい・・・終いには自分でも何を言っているのかわからなくなる始末。悔しい結果になりました。

この時、私の大学の先輩に言われた言葉が頭に浮かんだのでした。

 
「10知って1のことを話せるかどうか。100知ってやっと10のことが語れる。」
 
 
私のカザフに関する知識は、まだ10にも満たないのだと痛感したのです。伝えたいと思う何かがあるのならば、ひたすらに学び続けることが大事なのだと。まだまだ私は何かを語れる立場にはないのです。これからも初心忘れることなく、自惚れることなく、貪欲に学んでいこうと思った次第です。
 
 
②4/27 カザフの刺繍布トゥス・キーズ展示解説&カザフ刺繍ワークショップ@網走「北方民族博物館」

 
前週のイベントでの興奮覚めやらぬまま、北の大地へ・・・
 

網走の空港から博物館へ向かう道は広々としていてモンゴルを思い出す風景◎ ああ、素敵。
でもカメラ忘れちゃって景色のひとつも撮れなかったけど。ばかー。

 
北方民族博物館では、5/11までNPO法人北方アジア文化交流センターしゃがぁと共催で、
カザフの刺繍布の展示を行っています。
 
 

 
今回私は展示解説と刺繍ワークショップの講師として呼んでいただきました。
 
 
展示解説では・・・西早稲田での反省を生かし、ゆっくりと割と落ち着いて話すことが出来ました。布に囲まれていたのもよかった。思い出がつまった布たちを前に、変に臆する気持ちも無くなりました。参加者の皆様からたくさんご質問もいただき、私も勉強させていただきました。




刺繍ワークショップには、25人の方が参加してくださいました!




自分はウルギーで初めてかぎ針刺繍に挑戦した時、本当に全然縫い進められませんでした。ですから、今回のワークショップがうまく進行するかどうか、最初はすごく不安だったのですが・・・ワークショップがはじまると皆さんすごい集中力でドスドス縫い進めていらっしゃいました!本当にすごい!
 
 
また25人に同時に教えるというのは初めての経験だったのでワタワタしてしまった部分もあったのですが、博物館のスタッフの皆様がびしっ!!!とサポートしてくださったおかげで大きな混乱なく3時間が過ぎて行きました。ありがとうございました!
 
 
私は教える側としてはまだまだ未熟者なのですが、最後お声かけしてくださった方々が「カザフ刺繍おもしろかった!」と言って下さって、やってよかったなぁと胸がいっぱいになりました。
 
 
今回お世話になった全ての皆様にこの場を借りて御礼申し上げたいです。本当にありがとうございました。今後も、カザフの刺繍をはじめとする手芸文化、手仕事について色んな形で発信しつづけていきたいと思っています。がんばるぞー!


というわけで、GW前半は嵐のあとの静けさを楽しみます。 
久々に家に引きこもってドスドス 刺繍にいそしみます。



*一部写真をご提供くださった皆様、ありがとうございました。