モンゴル

モンゴル (3)

木, 16 1月 2014 12:23

くさい

Written by

 

いやー、さむい。
東京から来ると、寒さがぐっとくる。
でも、寒さよりにおいがキツい。
いやー、くさい。
ホント、くさい。
 
暫く日本に居てからこっちに戻ってくると、ウランバートルの空気の悪さに驚かされます。
こっちに来た日の夜は、においが気になって眠れなかった。
家の中まで、煙くさいにおいがする。ひえー。
 
明日からは、ウルギー。
ウルギーは、ウランバートルと比べものにならないほど、
空気がきれい&街の中心部は意外に暖かいので、
楽しみ^^
 
朝の石炭出し&火付けとか、掃除とか、油断してるとすぐ凍ってしまう水汲みの仕事とか。
ウルギーでの日常生活が、恋しくてたまらないのです。
 
 
 
以下ウランバートルでちょい撮りした写真。
 
↑ウランバートルのフラワーホテル前の坂道にて。
子どもがそりで遊んでる。
道がガチガチに凍ってて、のろのろ歩くより滑った方が速い。笑
 
↑スカイデパート前には氷のオブジェが。
トナカイとか雪だるまとか定番物もありましたが、なんとなくカンフーパンダが気に入ったので一緒にパチリ。
 
火, 05 2月 2013 07:16

変わるウランバ―トル

Written by

 

blogを更新せず、ご無沙汰しています。あっという間に2月になってしまいました。
 
 
1月末に、ウルギーを離れ、再びウランバートルに入りました。移動したり、他にもやらなくちゃいけない事が重なってたりで、なかなかゆっくり文章を書けない状態です。色々ここでご紹介したいことが山のように積もってます。焦らずやってきます。のんびり。
 
 
今回のウランバートル入りは、もうすぐモンゴルが旧正月「ツァガーンサル」を迎えるということもあり、その様子を見にやってきました。流れるTV放送はすっかり正月ムードです。モンゴル人のご家庭では、モンゴル料理「ボーズ」(小龍包のような蒸し餃子。中には羊肉が入ってて美味しい。)を大量に作っているところが見られます。はやくボーズ食べたいなぁ。
 
 
 
それにしても、ウランバートル、寒いです。先日は街を歩いてたら、本気で鼻がもげるのではないかという位の猛烈な寒さに襲われました。危険。道路は凍ってしまい、あちこちで衝突事故やスリップ事故が相次いでいます。この間はプリウス2台が正面衝突しているところを見ちゃいました。あーあ。
 
 
ウルギーは、寒いといっても平均気温はせいぜいマイナス15~20℃でした。ところがUBの最低気温はマイナス30℃前後。おまけに冷たい風も吹いてくる。鼻の頭とか耳とかに風があたると痛いのです。さらに寒い日は、町中煙がもくもく出ている状態で、特に夜出歩くと息苦しい感じです。外に出てもいいことなし。なので、もっぱら、引きこもって出来る事ばっかりやってます。
 
 
下の写真は、ウランバートル市内の様子です。車内から撮影したので、わかりにくいかもですが。なんとなく、曇った感じです。
 
 
 
こちらは、火力発電所近くで撮影した様子。
 
 
ウランバートルに入ってきてびっくりしたこと。ちょっとずつではありますが、また物価があがっているように感じられました。事実、旧正月明けには公共バスの値上がり(400tg→550tgへ)が予定されています。聞いた話ですが、ロシアでガソリンが値上がりするたびに、モンゴルの物価があがっているとか。しかしながら、モンゴルの労働者の給料があがることは無く、苦しい状況が続いているそうです。一度あがってしまった物価は、簡単には下がらないし、この先の経済に不安を抱えているモンゴル人も多いようです。
 
 
もうひとつ、びっくりしたことは、建設中のビルの多さです。近年、深刻な問題となっているウランバートル市内の人口増加、および人口増加に伴う住居不足への対応でしょうか。あちらこちらに建設中のビルが見られます。
 
 
 
近年、多くのモンゴル人が田舎を離れ、都会に住み移りましたが、住むところが無く、郊外にゲルをたてて住むようになりました。これがいわゆる、ゲル地区です。しかし、ゲル地区の人口が増えるにつれて、そこから出てくる煙(石炭を燃やす事で暖をとっているため煙が出る)が増え、深刻な大気汚染を引き起こしています。そこで、この大気汚染への対策として、マンションを建てて、そこに人々を住まわせようとしているようです。政府は、住民から土地を買い上げ、そのお金でマンションに入れるようにしようとしているようですが、果たしてうまくいくのか。また、ウランバートルを東西に拡張しようという動きもでているそうです。こうした人口増加の裏で、人々はなんとか自分たちの土地を確保しようと、「土地取り合戦」をはじめているとも聞きました。いま、ウランバートルの土地は、ものすごいスピードで高騰しているそうです。
 
 
来るたびに、少しずつ様子が変わっているウランバートル。未来は一体どうなるのか。将来に不安を抱きながら生活している人も少なくないようです。
 
 
***
 
 
ところで、前回のblog記事でご紹介しましたコンサートご一行。現在も全国各地で演奏活動中。2/10には、京都で一般向けコンサートが開催されますが、こちらはなんとカザフの伝統楽器ドンブラonlyによるスペシャルコンサートとのこと。カザフの音楽をたっぷり楽しめるコンサートは、日本ではなかなかありませんよ!お近くの方、ぜひぜひ会場へ足をお運びください。ドンブラの音色、心に響く素敵な音色なんです。多くの方に、ぜひ聴いて頂きたいなと思います。イベント詳細は以下の通りです。 
 
遊牧と騎馬の旋律-中央アジア•カザフの歌と器楽-
2013年2月10日(日)

17:30開場・18:00開演

出演:イナーラ・セリクパエバ(カザフスタン共和国)
   リヤス・クグルシン(モンゴル国)

チケット:
予約 3000円
当日 3500円
なお公演終了後,演奏者を囲んだ懇親会があります(20:00~20:45)
懇親会参加費は500円

会場:大西常商店(京都市下京区松原通高倉西入る本燈籠町23)
   http://www.ohnishitune.com/

ご予約先はこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 
 お名前,予約人数,連絡先をお知らせください。
 
土, 14 4月 2012 06:05

UBから出られない!!

Written by

4月5日にモンゴルに到着して、約1週間が経過しました。
いまだ、ウランバートルにいます。
 

ウランバートルの空気は相変わらず悪く、
本当だったらさっさとここを出て、 ウルギーに行きたいところなんですけど、
なかなかうまく事が進みません。
 

と、いうのも、「居住登録」が終っていないからなのです.....。
これが今回はなぜかものすごい苦労しました....。


今回は、カザフのこととは関係なのですが、
モンゴル国の居住登録について、自分が経験した事を自分が忘れないためにも、まとめておきたいと思います。


モンゴル国に90日以上滞在する外国人は、
①まず、自国にいるときに、滞在理由にあわせたvisaを取得し、
②入国後に、モンゴルの入国管理局に行って入国長期滞在するための許可をもらわないといけません。
 

***
①私の場合は、今回はモンゴルのとある大学の外来研究員という身分での滞在なので、
学生ビザを東京にあるモンゴル大使館で取得してから入りました。 
 

学生visaを得るためには、自分が所属を希望する学校とコンタクトをとって、その学校が指定する書類を提出します。
私の場合は、カバーレター、履歴書、健康診断書、研究計画書、日本の大学の在学証明書と成績証明書を出しました。

(ちなみに健康診断は、一般的な身長,体重,視力,聴覚,血圧,脈拍など/血液検査/尿検査/心電図/胸部レントゲン/色覚/HIV検査。


これら全ての書類をモンゴルの学校に送ってOKが出ると、モンゴルの学校から大使館に連絡が入ります。
大使館に行く前に、visa発行許可が届いているか電話で確認してから行く方がいいです。
大使館についたら、学生visa発行料金10400円をその場で払って、引換券を受け取り、1週間ほど待ちます。


ここまでが、日本でできること。


②入国してからは、まず入国翌日に自分の所属先に行って、確認をとります。
実は自分は、2009年にも同じ学校に留学していましたが、
そのときは派遣留学生だったためか、あとの手続きは全て学校がやってくれました。


でも今回は、学校が私に仮居住許可依頼書(←これは私が勝手に命名したんですけど)を渡して、


この書類と、証明写真とパスポートを持って、入国してから1週間以内に自分で入国管理局に行くのよ。」 
「そのときに、むこうで、指紋を必ず提出するのよ」 


と言いました。


なんか、不安....と、思いつつ、さっさと終らせてウルギーに行きたかったので、早速入国管理局へ。
(ウランバートルのチンギスハーン国際空港の近くにあります。)


ついてすぐ、パスポートのコピーをとらなくてはいけないことを知らされ(コピー代2000tg)、
そのあと管理局で渡されたアプリケーション(所属先や住むところについて)を書きました。
それをパスポートと一緒に渡すと、すぐに一時居住登録済みの印鑑を押してくれました。


んで、そのとき、「指紋出すように言われたんですけど」と言ったら、

「指紋はこれ全部揃えてきてから!わかった?!」と、小さな紙を渡されました。


そこには、文科省(Bolovslorin yam)の許可書、学校側が作成する居住許可依頼書自分の住所証明書、証明写真2枚、パスポートの写しと書いてありました。これを、21日以内に全て揃えて、再びここに来るように、と。(これに加えて、登録料が85400tg必要になる。)


ちなみに、自分の住所証明書は、そういう住所証明書を発行してくれる機関がウランバートルの各ブロック(dvvreg毎なのか、horoolol毎なのかは不明)にあって、そこに行って発行してもらいます。発行の際には、パスポートのコピー(visa,入国印のページも)と証明写真1枚が必要です。


***

と、いうことで、住所証明書以外の書類は自分ではもうどうしようもないので、一度学校に戻りました。
ついでにそこで指紋を出せなかった経緯も説明。
結局、文科省からの許可が下りた時点で、今度は学校の人と一緒にもう一度管理局に行く事になりました。


でも、なんで指紋?? 最近厳しくなったのかなぁ。
2009年に来たときは、そんなもの出さなかったけどなぁ。
全部学校側にやってもらってたから、知らないだけだったのかもしれないけれど...。
いずれにしても、こういう事情で登録がなかなか終らず、ウルギーに行けないという状況です。


今回、居住登録しようと思って改めて感じた事は、
ウランバートルではこういった書類や手続きがなかなかスムーズにすすまないという現状についてです。


なぜなら、まずその機関に行くまでにウランバートルの深刻な交通渋滞のせいで一向に辿り着けないし、
やっと辿り着いたかと思えばみんな言ってる内容がばらばら、
「よくわかんないんですけどー」って質問しても、ものすごく冷たくあしらわれてしまい
何度も何度も食いつかないと理解できない。
 

今回は不安だったので、モンゴル人の友人と一緒に行ったのですが、それでもトラブルがあったり...。


いやいや、なんだかんだ言っても自分のモンゴル語がちゃんとしてれば上手く行くんだろうけど、
それにしても、頭を抱えたくなることが多いなぁと感じました。


これも経験と思って、登録が終るのを待ちます。
UBでできることも沢山あるし!ウルギーに行く前の準備、がんばります!