管理人氏名:
廣田 千恵子 (ヒロタ チエコ: 1988年3月7日生まれ: 神奈川県出身)
こんにちは!カザフ情報局「ケステ」へようこそ!
私は、とある事がきっかけで、浪人中にアジアの文化に興味を持つようになりました。
2007年から大学に入学して、モンゴル語を習い始めます。でも、そもそもモンゴルがどういうところか全く知らずに、なんとなくモンゴルを選択した自分は、モンゴル語を学んでても、ちっとも上達しませんでした。
そこで、2009年の夏から1年間モンゴル国へ語学留学します。留学中は、トゥブ県、ゴビ地域、フブスグル県タイガ、バヤンウルギー県など各地をまわり、たくさんの人達に出会いました。出会った人達の笑顔が温かくて、もっと彼等と話がしたくて、彼等が何を見て何を感じているのかもっと知りたいと思うようになりました。いつの間にか、モンゴルが大好きになっている自分がいたのです。
でも、暖かいのはモンゴルにいるモンゴル人だけではないのです。同じくモンゴルに居住しているカザフ人達もまた、とても温かくて優しい心を持った人達なのです。私はそのことを、カザフ人が作った装飾品を通じて感じました。
留学当初、私はバヤン•ウルギー県で一枚の大きな刺繍布を購入しました。その年の冬、その刺繍布を部屋に飾っていたのですが、なぜか、理由無く、気がつくとその布を眺めてしまっていたのです。まるで何かに惹き付けられているかのように。
一針一針丁寧に縫われた刺繍には、人を惹き付ける力があるように感じられます。私たちを惹き付けているのは、その刺繍をほどこした人々の「想い」ではないでしょうか。
私は、このサイトを通じて、カザフの人々の「想い」を伝えていきたいと思います。彼等の「想い」を伝える為に、彼等が何をみて、何を感じているのか、どんなところで生きて、どんな生活をしているのかも一緒に伝えていきたいと考えています。
”伝える”と言いましても、まだまだ勉強中の身でありまして、伝えられる事は少ないかもしれません。むしろ、ここで発信しながら、自分も知り、考え、学んでいきたいと思っています。一歩いっぽですが、カザフの魅力をお届けできるように、やってみようと思います。どうぞ、よろしくお願いします。
2012.03.23(2014.03.13 一部訂正)
◎経歴
2007 東京外国語大学外国語学部モンゴル語科入学
2009〜2010 モンゴル国立大学留学
2011 東京外国語大学外国語学部モンゴル語科卒業
2011 千葉大学大学院人文社会科学研究科公共研究専攻博士前期課程入学
2012.04〜2014.02 モンゴル国立大学留学およびバヤンウルギー県へのフィールド調査
(財団法人平和中島財団平成24年度日本人奨学生)
2014.04〜 千葉大学大学院博士前期課程復学
専攻は文化人類学。
研究テーマは、「モンゴル国カザフ人の装飾文化とその変容」。
NPO法人北方アジア文化交流センターしゃがぁスタッフ。
しゃがぁについてはこちら
◎発表/論文/活動歴
2011.12「カザフ人の刺繍世界-バヤンウルギーの地で想いを紡ぐ-」しゃがぁvol49号 p16-21
2013.02 「オヤットを考えるーカザフ人の日常生活に見られる行動規範ー」@第24回モンゴル研究会(千葉大学)
2013.12.07【発表】「モンゴル国西部のカザフ人ー鮮やかな装飾に囲まれた日常生活ー」@第27回雲南懇話会
→関連資料 http://www.yunnan-k.jp/yunnan-k/27-20131207/731-20131207-27-03-hirota.html
2013【論文】「カザフの伝統的手芸技法ーモンゴル国バヤン•ウルギー県の事例からー」千葉大学ユーラシア言語文化論集15号
→フルテキストへのアクセス http://mitizane.ll.chiba-u.jp/meta-bin/mt-pdetail.cgi?cd=00117440
2014.04.18~20 【展示】「カザフ刺繍のお店 ケステ屋」春の中央アジア文化祭2014 @西東京: もくれんげ
2014.04.20【発表】「カザフ女性の手仕事ーつくり、つたえる、母心ー」@西東京: もくれんげ
2014.04.27【展示解説】「カザフの刺繍壁掛けトゥス•キーズ展」@北海道立北方民族博物館
2014.04.27【講習】「カザフ刺繍ワークショップ」@北海道立北方民族博物館