またまたアルタイ村に行ってきました。
行き先は、もちろんババイ家。今回は、夏営地の様子を少しだけご紹介します。
行き先は、もちろんババイ家。今回は、夏営地の様子を少しだけご紹介します。
6月中旬以降、牧民さんたちは、夏営地へお引っ越しをします。
バヤンウルギー県は、全体的に高いところに位置していますが(最も標高が高いところでは4000mを越える)、カザフ牧民は高度差を利用した移牧を行います。
ババイさんたちも、高いところにお引っ越しです。
ババイさんたちの夏営地は、アルタイ村のサエハンボラクというところ。
標高2600~2700mのところに位置しています。
標高2600mを越える場所ですから......
夏とはいえ、長袖とかセーターとか着てないと肌寒いです。
おまけに今年はよく雨が降る年でなかなか暖かくならないと、
みなさん揃ってぼやいていました。
こちらの夏は日本の夏とは違って湿度がないのでカラッと気持ちのいい暑さです。
日陰に入ればひんやり涼しく、風が吹くとさらに気持ちいい。自然のクーラーというわけです。
サエハンボラクは水資源豊かで草の状態のいい、とてもきれいなところです。
草原は一面お花畑!歩いているだけでうきうきしてしまいます。
夕焼けも大迫力でした。空が広くて、雲のもくもくした様子がとても綺麗。
実は、最近こちらで口蹄疫が発生してしまい、一部の村と村の行き来が出来なくなってしまいました。3週間ほどは閉鎖されてしまうとか。アルタイ村も封鎖されている村のひとつですので、この夏はもう行けそうにありません。ちょっと残念。
最後に、余談ですが、今現在バヤンウルギー県内の村々では、今こちらでは、ウシさんがバタバタと倒れて大変な騒ぎです。村で予定されていたお祭りなどほぼ全面的に中止の状態。村と村の行き来が自由にできないということもあって、県央に入ってくる家畜の肉の値段は高騰しまくってます。ヒツジ一頭200,000tg(約14,000円)だったのに、突然300,000tg(約21,000円)に!大変だぁ。。。事態が早くおさまりますように。