鷹匠・イヌワシ祭り (7)
イヌワシ祭り二日目は、やっぱりイヌワシ呼びからはじまり、クズゴアルと呼ばれる競技(男女がそれぞれウマに乗って、女性が男性を追いかけ回すというもの)が行われ、そして、午後にこの日のメイン競技『ククパル』が行われました!
ククパルは、カザフの代表的な騎馬競技のひとつです。
ルールは、ヤギ(既に死んでいる)を馬上で引っ張り合い、奪い合うというもの。去年までは一対一で行われていました。一対一で行う場合は、ヤギを引っ張り合い奪った方が勝ちというルールでした。しかし、今年のイヌワシ祭りでは団体でのリーグ戦となり、去年までとは違う形で行われました!
リーグ戦はコート内で行われました。コートには、サッカーのコートのように、両端にそれぞれのゴールが設置されていて、ヤギを奪った人はウマに乗ったまま走り、敵のコートにヤギを投げ入れます。
10頭のウマに乗ったカザフ人男性達が、ウマに鞭を打ちまくり、ヤギを奪い合い、そして走る。。。当然、ウマが観客に突っ込むこともあるわけで、観客も注意してみてないと大変なことに!10頭のウマがものすごいスピードで自分のところに突っ込んでくるのって、かなり怖いです。。。
ちなみに、ククパル団体戦は、カザフスタンや他の中央アジア諸国ではよく行われているそうで、カザフスタンのTV放送でも、リーグ戦の様子が放映されています。
それにしても、すごい競技です。死んだヤギの重さは相当なものです。普通に持ち上げるのでさえ、かなりの重労働なのに、それを片手で引き上げ、ウマに乗ったまま引っぱりあうのですから、ククパルに参加するためには、バランス力、脚力、腕力、乗馬技術など、すべてにおいて高度なレベルが要求されます。カザフ人すごーーーーい。。。。。
砂埃舞う会場の中、ヤギを必死に奪い合うカザフ人の姿は本当にドラマチックでかっこよく、シャッターをたくさんたくさん切りました。(ちなみに、カメラのファインダーに集中しすぎて、逃げ遅れたお客さんもいました。。。)
こうして、今年のイヌワシ祭りも無事に終わりました。
来年もまた大盛り上がりすることでしょう!いまからかなーり楽しみです♪
この大会に参加した鷹匠の一部は、カザフスタンで11月末に行われるイヌワシ祭りにも参加するとのこと。うおー、観たいぞー。。。
Published in
鷹匠・イヌワシ祭り
今年のイヌワシ祭りでも、鷹匠さんたちの写真をたくさん撮影したので、一部をご紹介したいと思います。イヌワシ祭り初日、集まった60人弱の鷹匠さんたちの行進からはじまりました!
ずらりと並ぶウマ達の後ろから、ラクダもやってきました。あれ?子どもが乗っている。。。
こうやって運ばれていたということを見せるパフォーマンス。
私も乗ってみたい〜。
初日のプログラムは、競馬、イヌワシ呼び、コイン(印)拾い。
イヌワシ呼びでは、かっこいい鷹匠さんの写真がたくさん撮影できました!
こちらは、山の上から撮影した写真達。イヌワシが飛び立つ瞬間の撮影に挑戦しました。
この日は、風もそれほど強くなく、ほどほどに気温も低く、イヌワシが飛ぶ条件が揃っていました◎ 大半のイヌワシは問題なく飛んでくれたのですが、なかには、こんなイヌワシも。。。
ん?
下に人が集まっている??と思ったら、どうも赤い服を来ていた観光客のことを肉だと思ったイヌワシが、鷹匠ではなく、観光客めがけて攻撃したのです!!!ぎゃぁ!恐ろしい。。。
観光客は無事でしたが、カメラが破損したとか。可哀相に。
イヌワシ祭り観戦の際は、赤い服は危険です。
コイン拾いの方も、なかなか盛り上がりました!
騎乗したまま地上の印を拾い上げるというこの競技ですが、何度みても驚愕です。落ちる〜!と思うほどぎりぎりまで地上に接近しますが、落ちない。ものすごい脚力です。
お見事!ナイスキャッチ!
イヌワシ祭り初日の様子でした。二日目の様子については、また次回。
Published in
鷹匠・イヌワシ祭り
10月5日/6日は、バヤン•ウルギー県のイヌワシ祭りでした!
今年も沢山の人が集まりました(聞いた話によると約200人くらいとか)。
人が沢山集まるところに、出店あり。全部であわせて12軒のウイ食堂、そして、沢山のお土産品を売る人々で賑わっていました。
↑ずらーっと並ぶ出店たち。
今回は、この出店のおばちゃんたちの商売の様子をご紹介します。
普段、私に刺繍を教えて下さっている、アイナグルさんも出店者のひとり。
私は、今回のイヌワシ祭りでは、前日の夜からアイナさんにくっついてお手伝いをしていました。
↑この人がアイナグルさん。
祭り前日の夜20時、ご飯を食べ終わるとアイナさんとその友人アルマグルさんの二人はもくもくと売り物作りを開始しました。
↓アルマグルさんが作っているのはこちらの帽子。
モンゴルの「ローボーズ」と呼ばれる帽子です。
この帽子、2通りのかぶり方があり、さらに首に巻いてファー代わりにもできるなど、とっても便利です。上の写真の帽子は、彼女達の友人がウランバートルで80000tg(約5000円)で購入したもの。これを見本に、キツネの毛皮を使って作ります。
2時間近く縫って、完成!
↑こちら完成品!格安の35000tgで売りました。
アイナさんも、がんばります。古い刺繍布を利用して、オーナメント作り。
もちろん、一点一点手作業です。
他にも、刺繍布の裏地に新しい裏地をミシンで縫いつける作業や、新作刺繍ミトン作り、ミニマット作りなど、商品つくりは夜中の2時まで続きます。私も少しばかりですが、お手伝い。
↑ミシンに向かう二人
さぁ、いよいよお祭り本番!場所取りのために朝はやくに家を出ます。
会場につくとアイナさんたち、さっそく地面にシートをひいて、商品を並べ、売り出します!
一列に並ぶたくさんの出店たち。置いている商品は、わりとどこも同じようなものです。
鞄、刺繍布、絨毯、手織り紐、イヌワシの帽子、人間の帽子、服、ベルトなどの服飾品。
自分の商品をいかに多く売るか、おばちゃんたちの闘いが始まります。
私は接客ってほとんど経験がなく、お店のまわりでおたおたしていただけなのですが、彼女達は観光客に向かって超積極的に売り出しにかかります。その勢いのすごいこと。わずかに知っている英語と電卓を駆使して、アピールします!
実はアイナさん、サグサイ村のイヌワシ祭りの際は思うような結果を出せず。今回こそは!と気合いが入っていたのです。その甲斐あってか、今回は沢山のお客さんが来てくれました!
祭り初日が終わり、家にもどってからも、勿論すぐに商品作り。おばちゃん達、疲れた体をおしてがんばります。私は、特に何も手伝うことは出来ないけれど、横に座っているだけでも、色んなものつくりの様子が見れて、大変勉強になりました。
2日目が終った時には、もうへろへろ。みなさん、お疲れ様でした....
イヌワシ祭りの報告は次回!
今年もかっこいいおじ様を沢山撮影してきました♪
Published in
鷹匠・イヌワシ祭り
今年も、サグサイのイヌワシ祭りの時期がやってきました◎
例年9月の最終週の土日におこなわれていたサグサイ村のイヌワシ祭りですが、今年は1週間早めにおこなわれることになり、9月21日•22日の二日間に渡って開催されました。
例年9月の最終週の土日におこなわれていたサグサイ村のイヌワシ祭りですが、今年は1週間早めにおこなわれることになり、9月21日•22日の二日間に渡って開催されました。
↑会場までの道中。
前日の夜に雪が降ってしまい.....。山には雪がつもり、地面にも雪が残っていたり。おまけに初日は風が強く、9月とは思えないほどの寒さ!冷たい風に打たれて震えながらも、競技者も観客も商人のおばちゃん達も、みんな頑張って耐えました。
↑鷹匠さんたちの行進。
↑祭り会場に集まる出店。刺繍小物の販売、出張食堂など。たくさんの刺繍布が集まって来て、見ているだけでもうきうき。
↑初日。馬上でヤギを引き合う「ククパル」という競技。
↑「ティエン•イルゥ」と呼ばれる競技。騎乗した状態で体を傾け、地面にある印を拾い上げます。
↑今年もやりましたラクダレース!この競技はサグサイのイヌワシ祭りでしか見られません!
二日目は、風もやみ、気温もあがり、前日よりも過ごしやすい一日となりました!
↑鷹匠がイヌワシを呼ぶ競技。高いところからイヌワシが飛び立ち、一気に地上の鷹匠(がもつ餌)めがけて降下します。
↑「クズ ゴアル」と呼ばれる競技。カザフには、男性からの告白を受けた女性が、周囲の人間に告白を受けてOKしたことを表すため、男性を後ろから追い立てる習慣があるそうで、その再現。
毎年同じような写真になってしまうのですが、それでもシャッターを切ってしまう。うーん、鷹匠さんかっこいい。今年は会場に集まって来た鷹匠さん達の衣装の写真も色々取ってみました。
↑キツネ20匹分のコートだそうです。わお。
↑おしりにしっぽつき。
さて、10月第1週目の土日には、バヤンウルギー県の鷹匠が集結するイヌワシ祭りが開催されます!はりきって、撮影してきたいと思います!寒さにまけない!!!おー!
Published in
鷹匠・イヌワシ祭り
イヌワシ祭り二日目は、やはりイヌワシを呼ぶ競技からスタートしました!
ですが、一日目と同じ方法で行われず一日目よりさらに高い位置からイヌワシを放します!呼ぶ場所も、腕にではなく、紐に結びつけて獲物にみせかけた肉を使います。
↑写真左手の山のてっぺんにイヌワシをスタンバイさせる。おお、来るのかな?
↑鷹匠さんが紐の先にくくりつけているのがイヌワシを呼ぶしかけ。ここに着地させます。
『カァーーーーー!』と、めっちゃ気合い入れてイヌワシを呼ぶ鷹匠さん達。会場にいる人達も一緒になってカァ!^^ すると、イヌワシが、高い丘のてっぺんから、ふわりと飛び出します。
暫くふわふわと宙に浮いているイヌワシ。これ、来ないんじゃないかなぁ。。。。。と、思ったら!突然急降下!ものすごいスピードで獲物めがけて飛んできます。はやい!シャッター追いつかない!!!
↑やっとの思いで撮ったのがこれ。
茶色い固まりが凄いスピードでシューーーっと飛んでいく感じ。
んで、がしぃ!!!!!!
↑がっちり足で掴む!
普通に降りてくるだけじゃなく、回旋して回旋してしっかり狙って降りてくるイヌワシも。いやぁ、魅せてくれましたよ!!!!!!はらはらどきどきして、すっごい面白かった!!!!会場も、「ブラボー!」とか「マンマミーヤ!」とか、拍手喝采!笑
イヌワシが無事に飛んできてくれて、鷹匠さんたちもとっても嬉しい様子でした^^
で、お昼タイム。
ちなみに、お昼ご飯にはこんなのを食べました。
羊肉と羊脂肪の串刺し!すっごいボリューミーで、かつ絶妙な焼き具合!こっちで焼き羊はめずらしく(だいたい煮て食べる)美味しく頂いちゃいました。お値段は、一本3000tg(約180円)。実は、この出店のおじさん、去年今年のサグサイ村のイヌワシ祭りでも焼き羊を販売してたのですが、去年は1本1500tgだったのに、値段が倍になってる?!
「あれ、おじさん、肉値上がりした?」と聞いてみると、「いま、肉の値段どこもあがっててねぇ。」とのこと。最近は、秋(屠殺シーズン)に入ったので、少しは肉の値段も下がってきたようですが、それでも前年に比べるとモンゴル国全体の物価が高騰していて、肉も例外ではないとか。うーん、大変だぁ。
さて、この日の興奮はイヌワシだけじゃぁ終りませんでしたよ。
そう!あれです!ククパルです!!!!
二人がそれぞれ馬にのり、馬に乗った状態のままヤギの死体を引き合うという競技。今回は死体ではなく、皮でしたが、それでも相当な重さがあり、また、かなりの乗馬技術が必要です。絶対、難しい。。。(ククパルについては、HP内の”カザフの騎馬競技”や、blogの"イヌワシ祭り2012@サグサイ"でもご紹介しています。)
今回は、ウルギー内のそれぞれの郡から2名ずつ、計24名が代表で出てきて、トーナメント戦を行いました。
最初は怖かったし遠目でみてたんだけど、決勝戦に近づくにつれだんだん会場全体がヒートアップ!こ、これは近くでみなきゃ面白くないんじゃないか?!と、思い、無謀にもめっちゃ近くに寄って写真とってみたんです。近くはめちゃくちゃ激しかった!!!!激しすぎた!!!!観客がみてるところに、馬がつっこんでくるは、周りにいる他の馬達もあちこち駆け回るは、こ、怖かった。。。
↑ヒートアップして
↑観客につっこんだ!会場大混乱!
いつかケガ人でるんじゃないだろうか。と思ったけど、いやぁ、面白かった。ただ、ファインダーから覗いてみてると、距離感がわからなくて危険でした。ドキドキした。。。カザフ人たちも、ククパル観戦は好きみたいで、しかも郡対抗戦なもんだから、自分たちのところの出身の選手への応援が激しかった!
それにしても、何度も言いますが、やっぱりククパルはすごいパワーと優れた騎馬技術が必要なわけで、カザフ人男性すごいなぁ、かっこいいなぁと、感心してしまいます。
↑渾身の取ったぁ!!!!ポーズ!
こんな感じで、あっという間にククパルも終ってしまい、お祭りはこれでおしまいかな、と思いきや。閉会セレモニーのあとに、まさかのもうひとイベントがありました。それは。。。
イヌワシに子狼を狩らせたんです!
会場には、4歳くらいの子狼が連れてこられ、観客から少し離れたところに放たれました。狼は放たれた瞬間走りだし逃げたのですが、イヌワシがものすごい勢いで急降下し、がっちりと狼を捕らえたんです!!!!
↑予め捉えていた狼を、放す
↑放した瞬間、イヌワシが降りてきて捕まえる
実際、イヌワシは滅多に狼狩りをすることはないと聞きましたが、狼をがちっとひと掴みしたイヌワシをみて、本当にびっくりしました。ちょっと(いや、だいぶ)怖かった。。。
最後どっきりするような幕の閉じ方をしましたが、とにかくこれで二日間のイヌワシ祭りが終りました。個人的には、写真も撮れたし、かっこいいイヌワシの姿もいいもの見れたし、大満足の二日間でした。^^
Published in
鷹匠・イヌワシ祭り
10月6,7日は、イヌワシ祭りでした!9月の終わりにもイヌワシ祭りを紹介しましたが、今回行われたイヌワシ祭りはサグサイ村のイヌワシ祭りよりももっと大きい、県全体のお祭りで、バヤンウルギー県全土から腕のいい鷹匠さん達が集結して腕をみせあうという。。。
↑オープニングセレモニーの様子
いや、もう、とにかくかっこいいんです。。。笑
観光客もざっと150〜170人くらい来てました!会場には、いいカメラを抱えたアメリカ人イギリス人スペイン人フランス人、他にも各国からイヌワシ見る為にやってきた人々が集まって、鷹匠さんやイヌワシの写真を撮りまくっていました^^
↑お客さんも、ほら、こんなに。
この会場、ウルギー市からだいたい20kmくらい離れたところに位置しています。車でアクセスすればそれほど遠くはありません。私は今回知り合いに頼んで車を出してもらいましたが、会場までのアクセスは、ウルギー市内にある旅行社に車を手配してもらうのが一番確実だと思います。会場に入るためには、一人30$(現地通貨で42000tg)支払う必要があります。
初日は、2つの競技が行われました。一つ目は、鷹匠さんがイヌワシを自分のところに呼んでみせる競技です。一体どんな競技かというと。。。
↑丘のちょっと高いところにイヌワシを待機させる。(写真左側に見えている小さな赤い旗のところ)鷹匠さんは地上でイヌワシを呼ぶ。すると、イヌワシがふわっと飛んできて。。。
↑鷹匠さんの腕に無事に着地!
この、イヌワシが来るスピードが速ければ速いほど、また、丘から遠くまで行けば行くほど高いポイントをもらいます。このポイントで競うわけです。
この日はとても寒くて。。。私は会場にダウンコート着て中もしっかり厚着していったのですが(日本でいう2月くらいの格好)それでも寒かった。カメラ構えて待ち構えている観光客たちも、みんな顔をあわせて「寒いね寒いね」っといってました。風がとっても冷たかったのです。
でも、イヌワシにとっては、かなりいい環境だったのか、鷹匠さんが呼ぶと、どのイヌワシもピシャー!っとすぐ寄ってきました!そのスピードの速い事!!!
イヌワシが腕に着地したあとにとる鷹匠さんたちのポーズも、また、いい!!!笑
で、これを2時間ちかくずっとみてたら、あっという間に、午後に!
1時間のお昼休憩に入りました。
お昼休憩中は、周りのお店の出番です!観光客も、お買い物タイム!
一番のお目当ては勿論。。。カザフ刺繍!
↑色んな種類の刺繍小物が、ずらり。
みんな結構な勢いで買いまくってました。あれ、どこかでみたことがあるような顔のおばちゃん達がいるなと思ったら、サグサイのイヌワシ祭りにも売りにきてた人達!おお、みんな頑張ってるなあ。大きな刺繍布の他に、カザフ文様を施した刺繍かばんや、小物ポーチ、クッションカバーなどが売られていました。私も、なんか買いたいなぁとか思ったけど、悩んで悩んでいるうちに、いいなぁと思ってた品は次々に買われていく。。。あーあ。
↑刺繍入り鞄や、絨毯を購入している人が目立つ
刺繍の他にも、よく売れてたのが、狐の毛をはった帽子。
帽子には、ケレイ帽子とナイマン帽子と呼ばれる2種類があって、ケレイ帽子の方が売れ行きがよかったみたいです。
↑写真手前(左)がナイマン帽子、奥(右)がケレイ帽子。
たっぷり休憩時間を取った後は、いよいよ午後の部。もうひとつの競技、ティエンイルゥがはじまりました。
この競技は、まずスタート地点を設定し、離れたところに赤い印を置きます。競技者は、馬にのり、速いスピードでその印に近づき、騎乗したままその印をすくいあげる、というものです。
↑こんな感じに走ってきて。。。
↑体をひねらせ
↑ひょいっとね!
そんな簡単な競技ではないので、みんながみんな取れるわけではないけれど、決まればめちゃくちゃかっこいい!さすが県のお祭りですからね、腕のいい騎手が集まってきてました!拾う拾う!ホントかっこいいーーーー!!!!
一人で観戦しながらめっちゃそわそわしてた。笑
一人で観戦しながらめっちゃそわそわしてた。笑
見てて楽しくって楽しくって。。。会場のほかのお客さんも、一緒になってかけ声かけたり。。。大盛り上がり!ひゅーー!!!
イヌワシ祭り初日はこんな感じで幕を閉じました!
んで、興奮さめやらぬまま、祭りは次の日に、続く!blogも続く!
んで、興奮さめやらぬまま、祭りは次の日に、続く!blogも続く!
Published in
鷹匠・イヌワシ祭り
9月22日•23日はイヌワシ祭りでした。
ウルギーでは、毎年9月10月頃に鷹匠達が腕を競い合いみせあうイヌワシ祭りというイベントが行われます。バヤンウルギー県サグサイ群では、毎年9月の最終週に祭りが開催されます。
サグサイ郡のイヌワシ祭りは、ウルギー市にあるブルーウルフ社主催で行われています。
ブルーウルフ社の日本語版サイトはこちらから
会場には多くの鷹匠達が集まり、民族衣装を身にまとい、馬に乗ってかっこよくお客さんたちを魅了していました。
今年は、祭り前日に雪が降ったということもあり、風がすごく冷たかったぁ。。。でも、その分イヌワシ達がよく飛んでくれました。離れたところからイヌワシを呼んで自分の腕に乗せるところをみせるのですが、まだ狩りの本格的なシーズンが始める前にも関わらず、よく飛んでました。
イヌワシだけではなく、騎馬技術もたっぷり見せて楽しませてくれます。
(クズコアルとククパルについては、本サイト内の”騎馬技術”のページにも、説明をのせています。)
下の写真はクズゴアルと呼ばれる競技です。男女が揃って馬を走らせ駆け抜けていきます。女性が、男性の馬を追い立てるようにしてものすごいスピードで走り抜けていくのですが、これまた高度な技術が必要なのです。なんで女性が追い立てるのかというと?いろいろ説明があるようなのですが、どうも、元々は告白された女性がOKしたら、いちゃつきながら馬に乗って村中を駆けていったのが始まりのようで。
また、ククパルという競技も行われました。これは、死んでいるヤギを、馬の上で引っ張り合い、奪い合うという競技です。馬の上でバランスをうまく取らねばいけませんし、かといって、馬ばかりに気を取られていたらヤギは奪えない。うーん、難しいぞ。。。
ヤギ1頭の重さは相当なもの。そんなものを、馬の上で軽々ひょいって担いじゃうカザフ人男性達。どんだけ筋肉むきむきなんだ!信じられん!!!
会場にいたお客さんもですが、こちらの競技はやってる本人達も相当エキサイトしてました。そりゃぁ、負けたくないよねぇ。。。
他には、らくだのレースなんてのもあったり。キレイに装飾品をつけられたらくだ達が、ものすごい勢いで走り抜けていくというもの。大きならくだが思いっきり走り迫ってくるときの迫力といったら!というか、らくだって、どうやって速く走らせるんだろう。。。らくだ達の表情も、必死です。
と、たっぷり一日楽しめるお祭りになっています。会場には、刺繍品など売りにきている人もたくさんいました。値段はそれなりになってましたが、綺麗な刺繍ものがたくさん。
ちなみに売られていた商品はこんなポーチや鞄や、巨大刺繍布などなど。
わたしは2日目は事情があっていけなかったのですが、2日目も相当盛り上がっていたようです。途中、雪が降ったりと寒かったようですが。。。
10月には、県の中心部でまた別のイヌワシ祭りが開催されるようです。鷹匠さんたちのかっこいい姿をおさめるためにも、はりきって行ってこようとおもいまーす^^
Published in
鷹匠・イヌワシ祭り